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「重要事項説明書」には何が書かれている? ~Part2~
カテゴリ:上手な不動産売却について  / 投稿日付:2022/08/08 09:16

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「重要事項説明書」には何が書かれている? ~Part2~
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今回は【物件に関する重要説明】の内容から解説します。

【物件に関する重要説明】
(1)登記に記録された権利の種類や内容
登記簿に記載されている所有者の名前と住所のほか、「所有権に関わる権利(甲区)」と
「所有権以外の権利(乙区)」の有無が記載されています。 売主が借りている住宅ローンの抵当権のように登記簿に記録された権利などはここで説明
されます。 (2)法令に基づく制限 都市計画法、建築基準法などの法令に基づく制限を明示する項目です。 建物の用途や土地の利用に関する制限、建ぺい率・容積率、敷地と道路の関係など、建物の
増改築や建築に影響を及ぼす規制が記載されます。 (3)私道の負担に関する項目 敷地が私道に面している場合の負担の有無を明示する項目です。 負担に関する権利関係、私道を利用するための負担金などが記載されます。 (4)インフラ設備の整備状況 飲用水・電気・ガスの供給施設および排水施設の整備状況を明示する項目です。 すぐに利用できる状態にあるか、供給形態(例:ガスなら「都市ガス」か「プロパン」かなど)
はどうなっているかなどを記載します。これから整備する場合は、整備予定の日程や負担金の
有無なども説明されます。 (5)宅地造成または建物建築の工事完了時における形状、構造等(未完成物件の場合) 宅地造成や、対象物件が未完成のまま取引する場合に記入する項目です。 完成前の説明と完成後の内容が異なるとトラブルになるため、工事完了時の形状や構造、間取り
内外装の仕上げなどを詳細に説明します。 リフォームやリノベーションを行って引き渡す場合も、この項目に記載しなくてはなりません。 (6)建物状況調査の結果の概要(既存の建物の場合) 現状のまま引き渡す場合、(5)の項目は説明が省略されますが、代わりに建物状況調査の実施
状況や結果の概要などを記載します。 ◆区分所有建物(分譲マンション)を売買する場合の重要説明事項 取引する物件が分譲マンションの場合も、重要取引説明書に記載される項目はおおむね同じです。 違っているのは、分譲マンションにおける敷地の権利の種類、共有部の規約、専有部分の用途や
利用に関する規約、管理会社の名称や管理形態など、共同住宅ならではの項目を記載するところ
です。 管理費や修繕積立費などの金額も明示されますが、売主が滞納している場合は買主が負担する
ことになるため、重要項目説明書への記載と説明が必要とされています。 ----------------------------------------
本日は以上となります。

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